皆さま、現実主義勇者の王国再建記をご存知でしょうか?

「現実主義勇者の王国再建記」とは、著者どぜう丸・イラスト冬ゆきのライトノベルです。

この記事では主に書籍版「現実主義勇者の王国再建記」の魅力を分かりやすく、お伝えしていきます。

現実主義勇者の王国再建記(1) (オーバーラップ文庫) [ どぜう丸 ]価格:715円
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感想(1件)

概要

「現実主義勇者の王国再建記」は元々、小説家になろうにて連載されていました。

書籍版は、2016年からオーバーラップ文庫にて刊行。2023年現在18巻まで刊行中

主人公の天涯孤独な青年「相馬一也」がある日突然、異世界に勇者として召喚されなぜか王位を譲られ、王国を経営していく異世界転生ものです。

異世界転生ものによくあるチート能力を使って無双し敵を薙ぎ倒していく展開ではなく、ひたすら内政をし、時に戦い、また内政をしていく物語です。

これだけ聞くと地味だと思われる方がいるかもしれませんが、異世界の知識を使い国を豊かにしていく様子は、ある種の爽快さを感じることができます。

一味違った面白さを感じたい方にはとてもおすすめ出来る作品です。

魅力的なキャラクター

ストーリーが面白いのはもちろん、登場するキャラクターも魅力的な人物ばかりです。

膨大な数のキャラクターを一つ一つ紹介することは出来ないので、ここでは主要な人物の紹介で留めようと思います。

相馬一也

この物語の主人公。異世界から勇者として召喚された青年。

もとの世界では、大学で社会経済学を専攻する地方公務員志望だった。

とある事情から、いきなり王位を譲られ問題だらけの王国の再建に尽力することになる。

現代の知識と愛読書の君主論の知識を使い、少しずつ問題を片付けていった。

国王になってから、7人の婚約者ができた。

リーシア・エルフリーデン

相馬を召喚したエルフリーデン王国のお姫様。第一正妃

透き通る白い肌とプラチナブロンドのさらさら髪の美少女。

リーシアの父親である前国王アルベルト・エルフリーデンに、相馬との婚約を勝手に決められたが、相馬の非凡な才能とその人柄に段々と惹かれていく。

士官学校を卒業しており、陸軍士官としての肩書を持つ。

アイーシャ・ウドガルド

神護の森を守護するダークエルフ。銀髪褐色の美少女。

相馬の唯才令にて王国一の武勇伝を示した。

第一印象はクールな女傑だったが、食欲旺盛で大食漢なところがあり、そのことで「がっかりダークエルフ」と呼ばれている。

相馬がアイーシャに間伐を教え、神護の森の問題を解決したことで相馬に仕え、のちに第二正妃になる。

ハクヤ・クオンミン

「黒衣の宰相」と呼ばれる青年。

アイーシャと同じく唯才令にて、知識と記憶力が王国に並ぶ者なしと言われた、天才。

本に目がなく、最初は王国図書館の司書の役職を貰う予定だったが、相馬がこの後紹介するポンチョを登用した事により、相馬が自分が支えるに相応しい人物と判断して臣下なる。

ジュナ・ドーマ

相馬と同い年ぐらいの青髪の美少女。纏う雰囲気のせいで大人びた印象がある。

アイーシャと同じく唯才令にて、美貌と歌と踊りの才を発揮した事で、のちに「歌姫(ローレライ)」と呼ばれるアイドル的な存在になる。

実は海軍の海兵隊長であり、相馬の資質を探る密偵だった。

とある戦に海兵隊を率いて参加し、その論考勲章にて相馬と一緒になる事を望み、第一側妃となる。

トモエ・イヌイ

妖狼族の少女(狼の耳と尻尾を持つ獣人族)。

元々大陸の北側にいた種族だが、魔王領の発生により難民として王国に来た。

鳥獣と会話が出来る特殊な能力があり、この能力を使い唯才令にて王国唯一の能力だと認められる。

とある事情により前王夫妻の養子なる。よってリーシアとは義姉妹となり、リーシアの婚約者である相馬とは義兄妹となった。

ポンチョ・パナコッタ

小太りの男性。見た目どうり唯才令にて大食いの才を示した。

大食いだけではなく、食に関する知識が豊富で大陸各地の名物・珍味を食べ歩いたことがある。

実は相馬が王国の食料難を解決するために一番探していた才だった。

のちに、相馬から”イシヅカ”の氏を送られ、食神イシヅカと呼ばれる。

今紹介したキャラクターはほんのごく一部です。

この他にもたくさん魅力的なキャラクターが登場します。

きっと、あなたの好みのキャラクターも見つかるでしょう。

物語の世界感

ここで相馬が紹介されたエルフリーデン王国と、その周りの状況を説明しておきましょう。

エルフリーデン王国

この世界は「超大陸ランディア」と言う巨大な大陸と、その周りの大小の島々で成り立っている。

超大陸ランディアの南東部にあるのが、相馬を召喚した「エルフリーデン王国」である。

中規模の王政の国家で、様々な種族(獣人、エルフ、ドワーフ、ドラゴニョートなど)がいる多種族国家である。

魔王領

相馬が召喚される十年程前に、超大陸ランディアの北側に様々な魔物が出現する空間が現れた。

北側の国を大混乱に陥れた魔物の大群に、各国は討伐軍を編成し、大陸北側に乗り込んだ。

従来魔物の知能は低いとされており、想定通りであれば魔物の討伐は成功していたはずだった。

想定外だったのは、魔物と比べ明らかに知能が高い「魔族」という存在がいたからである。

さらに未確認ながら、魔族を統べる魔王までいるらしいと言う状況だった。

結果として、討伐は失敗。討伐軍は壊滅。超大陸ランディアの北側約三分の一を、魔物の領土となっている。

この領域を「魔王領」と読んでいる。

まとめ

どうでしょうか?「現実主義勇者の王国再建記」基本的な設定と、主要なキャラクターの紹介でした。

今紹介した以外にも、たくさん魅力的キャラクター、設定、シーンなどあります。

著者自身の好きなキャラクターは、主人公の相馬です。

特別なものは現代の知識のみで、なろう系によくあるチート能力らしいものもなく、その知識を使って何かをやろうとするも、何かしらの壁にぶち当たる。

ただ、その壁を時に仲間と、時に自身の覚悟で乗り越えて行く様子は、たった一人がチート能力で無双する爽快感とはまた違ったものを感じます。

この記事を読んで、少しでも「現実主義勇者の王国再建記」に興味を持っていただけたら幸いです。

現実主義勇者の王国再建記は現在(2023/12/13)、刊行中です。物語も佳境に差し迫っています。

ぜひご覧ください。

また、今後も「現実主義勇者の王国再建記」の記事を書いていこう思っておりますので、そちらもご一読いただけると幸いです。

ではまた。